◎2009/4/27 ー小さなチュニジア展ー

『アラビア音楽・ライブのソワレ』

ウード&レック(タンバリンに似ています)
duoライブを このあいだ聴きにゆきました
* チュニジア雑貨店オーナー(パリ在住)主催

ひとつの曲の中で 
次から次へとモードが移り
曲風やリズム変化のおもしろさを味わいました





終演後
オーナーのオーガニック手料理 
チュニジアン・クスクス&ミントティーと共に
 
演奏者のお二人から
音楽や楽器のことなど お話を聞かせて頂きました 

オープンキッチンのある
瀟洒なギャラリー(代々木上原)で
パリ、モロッコ、チュニジアで見つけた品々に囲まれ
イスラム芸術の香る アラビア音楽を堪能した夜でした。





こちらの風景は
フェズ(モロッコ)を訪れた時 
ロバやラバたちばかりと すれ違う中
道ばたで出会った    
猫です

すっかり 
気分は地中海に面した国々へ・・・


  いつか チュニジアへ行ってみたいです。

===============================================================

◎2009/4/20 ー再会の喜びー

         手描きの散華 ──

昨年11月、奈良の演奏会で
お世話になりました関係者の方々と
東京芸大美術館で行われた内覧会にて再会いたしました

京都・奈良の尼門跡寺院十三ヶ寺
に関する文化財、約180点を一堂に展示し 
知られざる尼門跡の世界が披露されています
*会期:4/14〜6/14 東京芸術大学大学美術館にて

尼門跡とは
皇族・公家など、高貴な女性の入寺
によって営まれた 独特な品格を持つ寺院です

法華寺門跡 
久我高照様もいらしており 
ふたたびお目にかかる事ができました

慈悲 福祉 教学を大切にされ
測り知れないほどの
温かさと 存在感のある
お人柄に触れ 感激で胸がいっぱいになりました。

そして
この展覧会に興味を持つ
研究者である友人と一緒に 
ひとつひとつ 
心のこもった品々を眺めながら 
夢見心地なひとときを過ごしました


みなさまも 
敬虔にして典雅な世界を
是非 ご覧になってみて下さい


静やかな 
あそびの心に秘めた尼門跡のくらしとの
希少な遭遇は 
     穏やかさで
         満たされていました


愛らしい檜扇、絵具箱、貝合わせ、カルタ・・・。

===============================================================

◎2009/4/13 ー 春麗 卯月 ー

                楽屋にて ──

『日本の宴』女楽

4月10日 紀尾井小ホールにて
伶楽舎の女性5人が演奏をさせて頂きました


衣紋方
の着装により
最後は たった一本の紐で
幾重もの単衣を結びおさめます

ちらり と見せる
襟元や袖口のかさねの色目に
日本人の美意識を感じます

そして
この姿で楽器を奏すると
いつもより 所作がゆるゆるとするせいでしょうか
楽も ゆったりと自然にながれてゆきました

正真正銘 
庶民の私には
十二単で琵琶を弾くことは 
袖が重く 楽器を持つのも大変でした・・・
 

お隣は箏を弾く 美香ちゃん
裳をつけてでき上がり きれいですね、


この日
本番の演奏時間は
あっという間に終わってしまったような・・・
    

  あれこれ  楽しんだ演奏会でしたね。

===============================================================

◎2009/4/6 ー 山桜の子どもたち ー

                サクラの樹の下で ──

『ふたりの記念日』

昨年 京都のサクラが満開の頃
素朴な山桜の樹から 番(つがい)の琵琶が誕生しました


幾度か
京都・冷泉通りにある琵琶やさん
を訪ね 琵琶についてお話をお聞きしながら
有意義なお時間を過ごした日々に 感謝します


あの日
晴天に恵まれ
満開のサクラで 
琵琶湖の疎水沿いは
華やぎ 賑わっておりました
上賀茂神社のサクラもみごとに咲きほこり、


    とても佳き日でした

 
この子たちが
しあわせになってくれると良いなあ ──

    いつも  ありがとう。

===============================================================

◎2009/4/1 ーいにしえを読むー

          琵琶がもて流行された 頃の楽書 ──

『楽琵琶』

に関わる楽書は
雅楽の宝石箱の中に 
たくさん残されています

中古文学の先生と
解読が苦手な演奏者の私は、
数年前より読書会をご一緒させて頂いています

ほぼ月に1回くらいお会いし
数年間でようやく1冊を読み終える
といったスローペース

いにしえびとの言葉の表現は
みずみずしく 豊かな感性を今に届けてくれます。

夜になると
お馴染みのイタリアンレストランで
おまかせオードブル&ポルチーニ・リゾット、
いつものお決まりメニューでほっとひと休みします

この日 先生のデザートはチーズetc.でした

こちらは お酒が飲めない私の甘いデザート

私たちの嗜好をよくご存知の店長さんと、
若いスタッフの男の子たちが 一生懸命作る
カジュアルで 家庭的なお料理、
笑顔で迎えてくれる居心地の良いご近所のお店です


こんな 気まぐれな読書会も 
まもなく10年を迎えようとしています
     
   少しは進歩していると良いなあ・・・。

===============================================================

◎2009/3/25 ー 春の庭 ー

                ユキヤナギ ──

らせん を描くように咲く 
小さな白い花


ひとり
ふたり
・・・もうひとりくらい
妖精がひそんでいる予感がします

と、
気づいたのは
手のひらを伝って 
キラリと シアワセが拡がってゆくからです。

                ボケの花 ──

木の花 も咲いています


左手が微かな花の香りにひき寄せられて
・・・鳥になった気分


春の庭、
来年も くりかえしお花が咲いてくれたら

       
   家族みんな 喜ぶでしょう。

===============================================================

◎2009/3/17 ー千羽鶴ー

         銀座四丁目 Window Displays ──

『八仙』(はっせん)

むかし、 
崑崙山の仙人が帝徳に化して来朝し
新曲を奏し舞う と伝えらている四人舞


一名を「鶴舞」とも言われています

ユニークなデザインの装束をつけ
冠鶴のような冠をかぶり
抽象化された鶴の面をつけます
嘴の先に鈴が吊るされ、鶴の鳴き声を表す
と言われています

舞楽作法は
高麗小乱声  高麗乱声  小音取  当曲破・急

見どころは
「急」の中ほどより
舞人が各々 左右の舞袖をとりあい
輪をつくって
鶴の群れが大空に嬉遊する姿を舞うシーンです


舞を舞うとき、 教えるとき、

お稽古で 先生から頂いた言葉が同時に聞こえています 
未熟な私が 舞の初舞台 という前日、


「明日は晴れるそうだから 良かったね ── 」


と、明るく笑いながら先生はお電話を下さいましたね
このひと言のために・・・

あれから 十数年経ちますが
お気持ちがたいへん励みとなり
今でも 昨日のことのようにはっきりと覚えています



  演奏会帰り 
   ご一緒に歩いたこの通りで  
    スタイリッシュな  鶴をみつけましたよ。

===============================================================

◎2009/3/12 ー謎のつづきー

         研究所内にて ──

中世・仏教儀礼音楽研究に携わっている知人より
ご依頼を頂き E先生 (声明) と私 (琵 琶) が
再び ご協力をさせて頂く事になりました

はじまりから 10年ほど経っての再開となります

中世の声明譜と琵琶譜における解読は
もちろん 誰も手がけてない分野の研究です
3人が集まって 毎回5時間ほどの問答を交わし
それぞれの立場で
ああでもない・・・ こうでもない・・・
と、試行錯誤の連続です

それでも 
10年前には お手上げだった古譜との対話も
今回は 以前と比べると少し馴染んできたような気がします
ほんの僅かな解明への兆しを見つけると
  
「今日は ひとつ進んだね」

と、絡んでいた紐が 一本ずつ解かれてゆく度に
笑みが浮かんで ほっとしていました

今は ほんの経過地点、
これからも 彼女は研究を展開させてゆくそうです


素敵なお二人との 他愛もないお喋りがはじまると
花が咲きすぎて 皆でいっぱい笑いましたね
楽しかったです   
台風のようなスケジュールでしたが
非常に 密度の濃
── い時間をご一緒させて頂きました
     
      また 再会できますように、


 中世のミステリーって  とてもおもしろいです。

===============================================================

◎2009/3/6 ーオアシスー

         子犬と子どもたち ──

さっきまで 
私と一緒に遊んでくれていた
赤いジャンパーを着た かわいい男の子

なにやら あちらから 
子犬を連れた オシャレな女の子がやってきました
すると・・・振り返って  
そろそろ と近寄ってゆきました


さあ これから先
ママ(友人)と私は そっと見守っています
お互い顔を見合わせて クスクス笑いながら・・・ 

ぴょこぴょこ と歩く
ちいさな姿を見ていると
自然と表情も緩んでしまいます



こどもの愛らしさは
超越していて 言葉にするすべもなく

「とっても かなわないなっ・・・」と思いました


    また一緒にあそぼうね。

===============================================================

◎2009/2/27 ー Woman ー

         Frank Horvat (c) 1957 ──

日本の伝統行事を祝う   

『桃の節句』

曲水の宴 にて
桃李花  を奏す


四季がめぐり 
それぞれの折節を迎える度に 
いつも あたらしい意識が生まれてきます。


・・・寄り道をしたら 
印象的な一枚の写真に出会いました


『アリュール 内なる輝き』─ Collection Susanne von Meuss
  
  スイス人写真収集家スザンヌが 1920年代から現代までに
  彼女の審美眼により選び抜かれた作品展より


♪ Woman / John Lennon

・・・and I can't express it better than I said in the song.
And it's for you - to all woman.

─ For the other half of the sky.


  すべての女性のために

      ─ 空のもう片方の半分のために


・・・And woman I will try to express
My inner feelings and thankfulness
For showing me the meaning of success

Ooh, well, well
Doo, doo, doo, doo, doo・・・



そんな瞬間、 
思わず浮かんだメロディーです。

    Ooh, well, well
         Doo, doo, doo, doo, doo ♪

===============================================================

◎2009/2/20 ーランテリアー

「らんの展覧会なんて興味あるかしら・・・」
「はい お花は大好きなのでご一緒しましょうか」
「まあ 嬉しいわ、では夕方お会いしましょう」

と、素敵な先生からお誘いを戴き
それからすぐ ご一緒に、


『世界らん展』を見に出かけました

刺繍の帽子に らん のヴェール

シルクロード・ウズベキスタン周辺
砂漠に住むノマディックな女性たちの冠る
帽子デザイン を想わせるような
──

あざやかな色合いと
踊るような花びらが愛らしく
──


短時間で歩きまわったあと、
久しぶりに夕食をご一緒しながら
旅 料理 アート ミステリー小説 etc...
夜までお喋りに花が咲きました

プレゼント下さった
らん のつぼみが咲きはじめています。


            ラン ♪♪♪

===============================================================

◎2009/2/13 ー遊園地ー

         みなとみらいの夜景 ──

窓の外を見ると
目の前にはカラフルな「観覧車」
──
翌日 めったにない早朝リハーサルのために
会場側の みなとみらいにて一晩過ごしました

部屋から
観覧車の光が色を変えてゆく様子を眺めながら、


プラーター遊園地(ウィーン)の大観覧車に
乗ったときの事を思い出しました
名画「第三の男」に登場する有名な観覧車です
ノスタルジックな雰囲気が漂う
木製のゴンドラは
グラッと揺れると怖かったですが・・・

また 遊園地と言えば、

ジェットコースターに乗り 星を眺める
ディズニーランドの「スペースマウンテン」
がプラネタリウムのようで好きでした
ずいぶん昔のおはなしです・・・


今となっては 
遊園地から遠ざかってしまいましたが、

いくつになっても
こどもの頃のように
遊び心がよみがえる瞬間は
夢があり ほっと気分も和みます


いつか 心地よい日に
観覧車に乗ってみたくなりました。

===============================================================

◎2009/2/6 ー春めきてー

         双子?のカモ ──

ときのこゑといふ事あり
春は双調 、東方、木音、青色・・・


  トヲヒイ ロ引 ・  トヲ ロ ラ トヲホヲ ロ引 ・
  トヲ リ リ引 ・    トヲ ・  トヲ ・

  トヲヒイ ロ引 ・    ト引 ・    ト引


呪文のような言葉が並んでいます
これは龍笛・双調音取 (そうじょうねとり)の唱歌です


  笙、篳篥、龍笛
   鞨皷、琵琶、箏の順に奏します


雅楽における六調子の中でも
まさに 目覚めるような
ひと際あかるい響きが冴えわたります

立春を迎え
ゆっくりと季節が春めいてきます

早春の湖、
おだやかな水面に仲良く浮かぶカモたちは


もしかして  双子かも・・・?

===============================================================

◎2009/1/30 ーChocolateー

         ガトー・ショコラ・オラ ンジェ ──

Valentine シーズンがやってきました

チョコレートは
カカオの樹の実の中にあるカカオ豆から作られていて
緑─黄─オレンジ─赤褐色─紫へと実の色が変化する
不思議な植物なのだそうです

最近、
ミネラルウォーターでお召し上がり下さい
──
とメッセージが添えてある
クオリティーの高いチョコレートも現れ
贅沢でエレガントなお店をよく見かけます

いつも気になるチョコレートは
銀紙にオリジナルデザインで包装された「板チョコ」
もうひとつは
オレンジピールをチョコレートでコーティングしたお菓子


かつて『DEMEL』(Wien shop)で見つけた
さりげなく並んだかわいらしいパッケージに惹かれ
「板チョコ」のストレートな魅力が好きになりました
ビターな「オレンジピールチョコレート」も美味です



スイーツの話題は尽きませんので
続きはまたいつの日か・・・。

===============================================================

◎2009/1/23 ー Moon River ー

         Apollo 11 Mission ──

『ザ・ムーン』を観てきました

Launched 16 July 1969
Landed on Moon 20 July 1969
Sea of Tranquility
Returned to Earth 24 July 1969

船長:ニール・アームストロング
司令船パイロット:マイク・コリンズ
着陸船パイロット:バズ・オルドリン


夢のような奇跡を知らせてくれるストーリーです

海は   クリスタル・ブルー
陸は   ブラウン
雲は   ピュア・ホワイト

── 窓から地球を眺めた時の表現
そして 地球に帰還し着水した瞬間
──

海は   ヴァイオレットだった・・・

2時間半あまりの月面滞在・・・
初めて月面に降りた宇宙飛行士の語る言葉は
全てそのまま受け止められ印象に残るものでした


1961年 名作『ティファニーで朝食を』
オードリー・ヘップバー ンの弾き語りシーンでお馴染み

♪ムーン・リバーはお気に入りのひとつです


そして『ザ・ムーン』のエンディングテーマは
平井堅/歌&トニーニョ・オルタ/ギターの
♪Moon River(カバー・ヴァージョン)

こちらのデュエットにもかなりの期待を寄せておりました
いきなり歌が聴こえてきた瞬間
とっても 感動的でしばらく余韻を味わいました。

===============================================================

◎2009/1/13 ーKitara ニューイヤーコンサートー

         札幌、中島公園の眺め ──

過日1/6は、「Kitaraニューイヤーコンサート」(札幌コンサートホール)にて
伶楽舎が公演をさせて頂きました

プログラム
第1部 古典雅楽「管絃」と「舞楽」
第2部 芝祐靖作曲「呼韓邪単于」(こかんやぜんう)〜王昭君悲話〜 (1999)

古典様式による新作雅楽組曲「呼韓邪単于」は
漢の元帝によって、匈奴の王 呼韓邪単于に尽くす事になった
美女 王昭君の、美しくも悲しい物語をテーマとして
前奏曲と七つの楽曲から構成されています

古典雅楽が失ってしまった詩情、色彩感、エネルギーの表現が
巧みに散りばめられた芝祐靖氏の素敵な作品です。

下野戸亜弓さん(客演)の歌唱とともに
王昭君の憂愁の魂が、仙境に昇るクライマックスシーン  
 
  歌詞:父よ 母よ 故郷は遥けく遠い
     嗚呼 膝下が恋し
     
── 中略 ──
     故郷に 故郷に 帰らん

           *憂愁の想い深まり、王昭君が自害して 果てた
・・・・洗練された笙の「盤渉調調子」退吹、琵琶、箏の助奏とともに
安らぎの歌が歌われる

  歌詞:光風長閑に 瑞雲たなびき 仙境は天籟(てんらい)に満てり


演奏しながら涙がこぼれそうなほど
本当に悲しい気分になります
でもクライマックスシーンで
「楽」の魔力により真の浄らかさが満ち溢れ
古典雅楽の普遍的な揺るがぬ偉大さに魅了させられます

またの再演を期待しております


束の間でしたが
──
ときおり雪が舞う氷点下の街も堪能した
新春、札幌の旅となりました。

===============================================================

◎2009/1/5 ー新しき年ー

         庭にひろがる千両の Harmony ──

  謹んで 初春のお慶びを申し上げます



    今年も ひとつ ひとつの夢に向けて
    進化しつつ 歩んでゆきます

  
    みなさまにとって佳き年となりますように、
   
        2009年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

                          kahoru.

===============================================================